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寂しい秋のお話し

  • Yuu*
  • Oct 1, 2018
  • 1 min read

両手いっぱいの花束を持って

色づいていく木々を抜けて

少年は跳ねるようにかけていく

その先に待っているのは 

金木犀香るひと

手を取って砂糖菓子みたいな馬に乗ったのに

濡れた頬に戸惑う

夕暮れのメリーゴーランドに

落涙

肌や胸をも焼いた季節は終わって

残るのは夏終わりのグレー

僕の涙も一緒に

秋の闇に隠して

宵闇ジャック

夢から覚めたみたいに

すごく 寂しい夜


 
 
 

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